ailia_tracker  1.0.0.0
セットアップ

コンパイラのセットアップ

Windows

VisualStudio 2019以降とcmakeが必要です。

macOS

Xcode 14.2以降とcmakeが必要です。

Linux

clangとcmakeが必要です。

ライセンスファイルの配置

評価版の利用にはライセンスファイルが必要です。 下記のフォルダにライセンスファイルを配置してください。

Windows

ailia.dllと同じフォルダ(サンプルの場合はcppフォルダ)にailia.licを配置します。

macOS

~/Library/SHALO/にailia.licを配置します。

Linux

~/.shalo/にailia.licを配置します。

サンプルのビルド

cppフォルダに移動して、プラットフォーム別のビルドコマンドを実行します。

Windows

cmake -G "NMakeMakefiles" .
nmake

macOS

cmake .
make

Linux

cmake .
make

モデルファイルのダウンロード

以下のリンクより、モデルファイルをダウンロードします。ダウンロードしたモデルファイルはビルドして生成したバイナリと同じフォルダに配置してください

サンプルの実行

./ailia_tracker_sample <ビデオのパス>

出力例です。

env_id : 0 type : 0 name : CPU
env_id : 1 tyoe : 1 name : CPU-AppleAccelerate
env_id : 2 type : 2 name : MPSDNN-Applie M2
you can select environment using -e option
enb_id: 2
selected enb name : MPSDNN-Apple M2
Program finished successfully.

サンプルで指定可能なオプション

サンプルでは下記の引数を順に指定可能です。

./ailia_tracker_sample [-h, --help] VIDEO_PATH [-w WEB_CAMERA] [-o OUTPUT_VIDEO_PATH] [-e ENV_ID]

各引数の詳細は下記となります。

内容 詳細
入力ビデオの指定 入力ビデオのパスを指定します
Webカメラを使用 入力ビデオをWebカメラから取得するときに本フラグを指定します
出力ビデオ名 処理結果を保存するビデオのパスを指定します(MP4フォーマット)
バックエンドの環境 バックエンドの環境を設定します

プラットフォーム別の注意点

macOSにおけるダウンロード属性の解除

macOSにおいてブラウザからダウンロードしたバイナリには、ダウンロード属性が付与され、実行できない場合があります。 その場合、dylibを右クリックから実行して開くことで、ダウンロード属性を解除することが可能です。 また、コマンドラインから下記のコマンドを実行することでも、ダウンロード属性を解除することが可能です。

xattr -d com.apple.quarantine libailia_tracker.dylib