セットアップ

コンパイラのセットアップ

Windows

VisualStudio 2019以降とcmakeが必要です。

macOS

Xcode 14.2以降とcmakeが必要です。

Linux

clangとcmakeが必要です。

ライセンスファイルの配置

評価版の利用にはライセンスファイルが必要です。 下記のフォルダにライセンスファイルを配置してください。

Windows

ailia.dllと同じフォルダ（サンプルの場合はcppフォルダ）にailia.licを配置します。

macOS

~/Library/SHALO/にailia.licを配置します。

Linux

~/.shalo/にailia.licを配置します。

サンプルのビルド

cppフォルダに移動して、プラットフォーム別のビルドコマンドを実行します。

Windows

cl ailia_voice_sample.cpp wave_writer.cpp wave_reader.cpp ailia_voice.lib ailia.lib ailia_audio.lib

macOS

clang++ -o ailia_voice_sample ailia_voice_sample.cpp wave_writer.cpp wave_reader.cpp libailia_voice.dylib libailia.dylib libailia_audio.dylib -Wl,-rpath,./ -std=c++17

Linux

export LD_LIBRARY_PATH=./
g++ -o ailia_voice_sample ailia_voice_sample.cpp wave_writer.cpp wave_reader.cpp libailia_voice.so libailia.so libailia_audio.so

サンプルの実行

下記のコマンドでサンプルを実行します。

./ailia_voice_sample tacotron2
./ailia_voice_sample gpt-sovits

出力例です。

Input text : こんにちは。今日は新しいAIエンジンであるアイリアSDKを紹介します。
Language : ja
Features : ko(Nnichiwa,kyo)owa:a(tarashi)i:e(eaie)NjiNdearu:a)i:ri)a:e)su:di(ike)io:sho(okai:shi(ma)sU.
Wave samples : 121344
Wave channles : 1
Wave sampling rate : 22050

サンプルで指定可能なオプション

サンプルでは下記の引数を順に指定可能です。

./ailia_voice_sample [tacotron2/gpt-sovits/gpt-sovits-en] [input_text]

各引数の詳細は下記となります。

内容	詳細
モデル	使用するモデルを指定します。英語向けにはtacotron2もしくはgpt-sovits-en、日本語向けにはgpt-sovitsを指定します。
入力テキスト	音声合成するテキストを指定します。

プラットフォーム別の注意点

macOSにおけるダウンロード属性の解除

macOSにおいてブラウザからダウンロードしたバイナリには、ダウンロード属性が付与され、実行できない場合があります。 その場合、dylibを右クリックから実行して開くことで、ダウンロード属性を解除することが可能です。 また、コマンドラインから下記のコマンドを実行することでも、ダウンロード属性を解除することが可能です。

xattr -d com.apple.quarantine libailia_voice.dylib